日本マイクロソフトに入社して1年が経ちました

先日のブログエントリで2016年の振り返りと今年の抱負を書かせていただいたのですが、今回はちょうど1年になるので順を追って書ける範囲で現在の心境と振り返りを節目なので書きますね。

こういう香ばしいブログ記事苦手な人はこの辺でスキップしたほうがいいかも。

結局のところ私は文章を書くのは嫌いじゃないし、むしろ好きな部類です。もちろん、テーマが重ければ重いほど筆が重くなるのだけれど、それは誰しも同じでしょう。

 

ちょうど1年前の1月15日に入社しました。

 

中途半端な日付で入社したのには、理由があります。

2月にシアトルで開催される技術ロールの社員向けのトレーニングに行くためのギリギリのラインでした。

前職時代も比較的社畜色な生活を送っていたので、年休も余りまくり。年末のご挨拶とともに退職のご挨拶を重ねて、お目にかかることが困難だったお客様には不義理ながらも略式のメールでご挨拶するというものでした。

そんな慌ただしい状況ではありましたが、せめて少し長い年末年始の休暇をとることで新しいチャレンジへのバランスをとろうとしていたのかもしれません。

本当は数か月きっちり休んで海外放浪とかしたかったんですけど、人生思い通りにいくわけもなく、自分なりにチャンスの神様は前髪しかないから(ふと思うとすごく変な髪形)と思って割り切ることにしました。

 

実際行ってみての感想ですが、まだ頭の中がマイクロソフト色(って4色?)に染まっていなかった立場からすると、いろいろな驚きや学びがあり、会社に対するロイヤリティがすごくあがることにつながりました。

何よりも、プログラミングを休んで5年もたってる立場で急に社内ハッカソンに出ることになって、正直困りましたが世界中の同僚と一緒にワークすることもできたのでとてもいい経験でした。

それも自分が得意ではなく、トラウマしかなかったC++とかね。もう、ポインタの悪夢を思い出したりしました。

 

ご存知のように、私は若くも美人でもないので、最初から派手な舞台を準備されてチヤホヤされるようなことは一切ありませんでした。

そりゃそうだ。妙齢の女性捕まえてどうしてあげればいいんだってなりますよね。それに、みなさんの想像するエバンジェリストとして露出するワークは当時は全体の仕事の2割しかありませんでしたから、そこをなんとかしてあげようっていうひともいないわけです。

本名で普通に活動しているひとりのエンジニア(しかも理系か。機械工学だからITは全くの専門じゃないんだけどね)なんで意外性もなにもないし、もっと台風の目になりそうな存在がいたので、影も薄くなるわ。

自分のロールとしてエバンジェリストではあるのですが、何か一つのテクノロジに特化するわけではなく(というか、実際問題これまでのバックグラウンドから何か一つのテクノロジに絞るわけにもいかなくて)幅広くという役割でした。それに、ワークの大半がセミナーなどのみなさんの目の届くところではなく、特定のお客様と接することだったのでお客さんに合わせた形の技術を強化していく形になりました。

そうそう、半年前にね私を紹介するときに私の特技や特徴ではなく、「ヴイエムウェアから来た人」という紹介のされ方をして、正直とても悔しく思ったのですよ。何度もね。

(だって、私が退職した当時は500人弱日本法人にいたわけだから、あたしは唯一無二の存在なのに 1/500 としての価値しかないと言われてるようなものなのです。)

他人と比較するなと言われそうですが、同僚を紹介するときよりもはるかに酷い属性で扱われてるな~(でも、あたしのスキルや属性って、どっかが尖がってるわけじゃないしなぁ~なんか一芸でもあればそれで紹介されるんでしょうけど。昨日TLでウケてたアーク、ガス溶接や旋盤、切削、鋳造といったものづくりの基本の技術が扱えるということでしょうか。大学の実習でやったので資格とかありませんけど。それともCode39 のバーコード読めることでしょうか。でも、そんなのじゃあまり印象に残んないですよね。)とか思いつつどこか一方だけ延ばしても持ち味が活かせないのでこれをゆっくりでもいいから変えていくしかないなと自分に言い聞かせていました。

実は負けず嫌いで意外と繊細な性格なので、こういう雑な扱いはぐさぐさくるいい思い出になっています。

 

いろんなことを積み重ねてジワることのほうがいいのかなと思い、いくつか壁打ちというか積み重ねの活動をはじめました。

その中のひとつが、TechNet Forum への回答で、比較的に自分の中でとっつきやすい、IT Pro の領域から開始しました。

同時にはじめたのは修行記録と称しての会社ブログの執筆。リンクが TechNet ではなく MSDN なのは、当時の上司に相談した時の第一声です。 MSDN っぽい内容よりも TechNet っぽい内容のほうが遥かに多い不思議なコンテンツ集になっています。

どちらもそれなりの方々にご覧いただけるようになって、フォーラムがきっかけで MVP (Most Valuable Professional) の方々と知り合い、交流を深めることも何度かできました。

MVP の方々はハイレベルな技術ディスカッションをしてくれて、的確な指摘をしてくれて、なにしろ都合がつけばセッションに駆けつけてくれる(それだけで緊張もするけど励みになる。)、そんな同志というか仲間のような存在は現職でもとても大切なものだと思いました。

そのうち、セミナー登壇の機会をいただくようになりました。そのあとも、セッション慣れしていないので何度か頼み込んで不定期開催のセミナーで話をさせてもらう機会をいただいたり、コミュニティイベントに自分で申し込んで話をさせてもらえるようにお願いしていました。

前述のように私の場合は誰もお膳立てしてくれないわけですから、文字通り頼み込んでお願いするしかないんですよ。イベントってスポンサーの人が名の知れ渡った人を指名することも多いわけで、なんもない立場からはお願いしないと機会がもらえない。もらった機会でさらにお願いしてまわる。その繰り返しなんですよ。

それでも、結果はそこまで急にあがるものでもなくて、時間に追われて練習もできないという来てもらっている方には本当に申し訳ない状態が続いていました。

はじめての大きなイベントである、de:code も、初回にもかかわらず2枠もいただいて貴重な経験をさせてもらいました。Tech Summit でも短いセッションながら同じく2枠。Tech Summitでは運営にもかかわらせてもらって、Nanomanの企画をみんなで実現することができました。(本当にありがとうございます。一緒になっていろいろと駆け回ってくれた方々)

あたしはとにかく嘘がつけない性格で我慢をするので、いろいろと損をすることも多いですが、それでも飾らない虚飾ではないところをひとつづつ基礎を固めていこうと思います。

でも、時々嘘がつけないのが取り柄なのに、願わくは人の1/10 でいいからいいところだけアピールする技術ってのも欲しいという矛盾した気持ちにもなります。でもそんなことしてつくったあたしは本当のあたしじゃない。

目立たない、サポーティブなビジネス寄りの仕事は嫌いじゃないし、むしろ経験則で比較的簡単にやれるのだけど、丸投げされて踏み台にされるのは本当に嫌です。オーナー意識が薄い仕事のやり方をされるのもつらいと感じます。

人は好きなことばかりやりたがる傾向があるのはよく理解していますし、私もそういう傾向は多少ありますが、好きじゃないことをやっていない人には幻滅してしまいします。

 

6月になって、SQL Server 2016 がローンチされると、SQL Server 2016 を普及させる活動をさせていただくことになりました。

データーベースは Oracle Database と 古いSQL Server で止まっていたのでキャッチアップが大変です。今もイチから勉強しなおしている最中です。

そうそう、以前 Oracle Database やっていたころに、Open World で入手した Itanium Solutions 提供の BOSE のスピーカーはメーカー修理すら困難な状況で、去年の年末最期をみとることになってしまいました。

先代の社員犬の Wendy ちゃんの縫いぐるみも、知人に押し付けた後で自宅になかったのも実はこっそりほっとしてました。あのわんこ、しっぽないし。オールドイングリッシュシープドックはしっぽを切って飼育する犬種だそうです。なんかお尻にあるべきものが無い姿は落ち着かなかったりしますね。(脱線、妄想中)

それにしてもテクノロジーの深耕って本当に面白い!vNext や Windows Subsystem for Linux をはじめとする Drawbridge テクノロジは、ThinAppを思い出すAPIエミュレーションで楽しい!

知りたい分野や技術がたくさんありすぎて、時間がいくらあっても足りないです。

 

Ignite に行かせてもらったのもとてもいい経験になりました。前職時代は、不遇の社畜風味の人生を歩んでいたので、VMWorld はバルセロナに一度行ったことがあるだけでした。(それも、色々えこひいきが存在する中結果自費でお客様アテンドという死亡フラグ。)そんなイベント違いですが Ignite では海外でのITイベントの規模や盛り上がり方も全く違う世界で、記念すべき Windows Server 2016 のローンチ年という製品の節目に立ち会うことができてとてもよかったです。

全体的にマイクロソフトの魅せ方のうまさは、General Session や展示の端々で感じることができるものです。もちろん、中の技術も素晴らしいんですけどね。セッション録画やハンズオンがいつまでたっても見終わらない状態です。

結果、マイクロソフトの技術や会社そのものに対するロイヤリティが遥かにあがるきっかけになりました。本社の優秀なエンジニアとも直接会話することができたし、セッションスピーカーの社員に対しての問い合わせにもかなりオープンに答えてくれることが多いのです。前職時代よりそういう問い合わせの機会が増えたので、海外のエンジニアとのやりとりについて強く感じました。

でも、語学力が足りなくて言いたいことが伝えられないし、相手の言いたいことが完全に理解できていない時があるのが悔しいので、米国駐在の友人に教わった中学英語から再勉強っていうのをやりはじめています。

いいことといえば、現地で急に思いついた割り勘食事会に参加いただいたのがきっかけで、日本から来ていたエンジニアの方ともちゃんと知り合うことができました。

 

今年も行きたいと心の底から願っています。(よろしくおねがいします。)

 

最近では、いろいろな活動の途中で知り合った人を経由して寄稿のお話もいくつかいただいているので、順番に書いてます。(ごめんなさい。進捗が遅い傾向があります。)

今後お知らせできることが増えるようにしていこうと思いますので、気長にお待ちください。(とはいえ、〆切は遠慮なくやってくる。)

 

と、いうことで。がむしゃらに働いて気が付いたら1年が経過してたというのが本音です。

 

この一年、社内外でスーパーサイヤ人級というかG級というかとにかく業界トップ一握りの人たちと一緒に仕事したり、知り合うことも数多くありました。

足元にも及ばないちっぽけな存在の私で、まだまだ修行の身ではありますが、この1年やっとサバイブできたので、これからもどうぞよろしくお願いします。

そうそう。変なことや間違ったことをしたら叱咤激励お願いします。これからもどんどん進化していきたいので、傷つかないような言い方で優しく指摘してくれると嬉しいです。

あと、コミュニティイベントでも積極的にお話させていただきたいので、お気軽にご連絡くださいませ。

IT Pro 系コンテンツが一番好きですが、ほかでもご相談に応じて対応します☺

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