macOS Sierra のゲストマシン作成方法

Apple の macOS  は OSX の頃から、Apple 社製の H/W での VM 作成を EULA 上許可しています。

仕事で検証環境が必要になったのでご老体の Mac Book Air (新しい Mac Book Pro  あたり、そろそろ本気で購入考えなきゃいけないレベルまで来てるのですが、、、コストとの兼ね合いもあるが、欲しくなる端末が出てないという酷い状況です。)ともあれ、 mac OS Sierra のゲストマシン作成の手順を備忘録がてら残しておきます。今回は画面キャプチャ無しで細かい手順はなしです。

 

前提環境

macOS Sierra 10.12.5 (macOS Sierra にアップグレード対象の端末であれば何でも。)

VMware Fusion Professional Version 8.5.8 (5824040) (最新のほうがいいです。Professional である必要はありません。)

1. インストール媒体の準備

App Store で macOS Sierra  のダウンロードを行います。デフォルトではダウンロードパスは/Applications/Install\ macOS\ Sierra.app になります。例のごとく、.app パッケージ内にすべてのモジュールが入ってますので、インストールメディアを作成される場合はここから createinstallmedia を実施するのですが、VMware Fusion にはダウンロードメディアを指定することで直接インストールを促すということが可能な機能があります。

 

2.VMware Fusion での仮想マシンの作成

VMware Fusion の Virtual Machine Library で Add -> New -> Install from disk or image を選択し、前述のパス /Applications/Install\ macOS を指定します。

Create する時に”Unable to create the installation medium” と表示され継続出来ない場合があります。この場合は Utility -> Disk Utility で macOS Sierra のインストール媒体をアンマウントしておきます。

これで仮想マシンのイメージが作成されました。後は macOS Sierra のインストールを画面に従ってひたすら実施します。

 

Fusion は Open Source にでもなったんでしょうか? GitHub にリポができてたのですが、どうやらオフィシャルのものではなさそうです。いい製品で私もずっと愛用しているし、そもそも VMware の社内のフィードバックを元に開発された製品なので、なんとか続いて欲しいものです。

 

参考資料

https://support.apple.com/ja-jp/HT201372

https://github.com/VMwareFusion

VMware 徹底入門第4版の電子書籍がでました。

昨年の夏から秋にかけて携わった、VMware 徹底入門第4版の電子書籍版が出ました。

私が担当したのはHA/DRS/vMotionっていう基本機能について紹介しているところですが、自分自身も執筆しつつ章リーダーという謎ロールで他のメンバーとの調整やらレビューやらを泣きながら(っていうのは、タスクマネジメントが。。。ねってことで。)やっていたといところです。

vSphere 6 で大幅にアーキテクチャが変更となったFTのところは、検証してたチームメイトが執筆してたのですが、元ネタが優れててグローバルから英訳してくれっていう依頼が来たほどの内容です。

それだけ、詳しく書いてた資料がなかったってことだったりしますが。

大御所の先輩に「足し算間違ってるよ」っていう指摘からいただいたり。…ごめんなさい。Duncan/Frankの本で私が指摘したのに、自分が執筆するとなるとついまちがってしましました。

いろいろ苦労した本ですが、これは紙の方が使いやすいと思います。

辞書的にくったり付箋貼ったりして職場においておくのが一番かな。

 

この本について書いてはいますが、Amazonのアフィリエイトプログラム以外の収入は私にはありません。

なので、純粋にこの本をおすすめします。

今後Azure Stack等の配下にvSphere もおけるようになってきますので、OMS (Operations Management Suite) の配下に vSphere ではなく ESXi ホスト単体は置けるようになっているようですね。

 

vSphere も徹底入門しておいて損は無いと思いますよ。(ちょびっと上目線)

 

 

ちなみに、私も最終出社日に海外のエンジニアから「おまえのつくった資料の英語版ないの?」って問合せもらってちょっと嬉しかったです。

Workstation の歴史(1999年〜2015年)

Advent Calendar の記事ネタに困ったので、クリスマスにぴったりのみんなが大好きな歴史の話をvExpert なかまのFlorianさんがブログ書いていたので、翻訳公開の許可をいただきました。

16年ほどまえの、ESXiやvSphere より遙か昔に、VMware は最初の製品であるVMware 1.0をリリースしました。VMwareは複数OSを単一のx86マシンで起動することができる最初の製品です。
VMware の仮想基盤のテクノロジは複数のゲストOSが同時に1台のふつうのPCで実行できる薄いソフトウェアレイヤとなりました。

vmware1

最初の製品”VMware”は現在でもVMware Workstationとして利用することができます。

1999-05-15 – VMware 1.0 – 2GB までのメモリをサポート
2000-03-03 – VMware 2.0
2001-11-05 – VMware Workstation 3.0
2003-04-07 – VMware Workstation 4.0
2005-04-07 – VMware Workstation 5.0
2007-05-09 – VMware Workstation 6.0
2009-10-27 – VMware Workstation 7.0
2011-09-14 – VMware Workstation 8.0
2012-08-23 – VMware Workstation 9.0
2013-09-03 – VMware Workstation 10.0
2014-12-01 – VMware Workstation 11.0
2015-08-24 – VMware Workstation 12.0

VMware 1.0
動作環境の要件:Pentium II 266MHz、64MBメモリ以上
仮想マシンは2GBまでのメモリをサポート。VMware 1.0 はMS-DOS 6、Windows 95/98, Windows NT, Red Hat 5.0, SuSE Linux 5.3 and FreeBSD 2.2.8, 3.0, and 3.1をゲストOSとしてサポート。

VMware 2.0
”サスペンドとインスタントリストア”、つまり仮想マシンをディスクに保存してリブートすること無くリストアする機能をサポート。仮想ディスクの圧縮機能及びブリッジ、ホストオンリーネットワークで仮想マシンをネットワーク接続する機能をサポート。

VMware Workstation 3.0
“Repeatable Resume Feature (繰り返し可能なリジューム機能)” サスペンドした特定のポイントで仮想マシンをリジュームすることができるようになりました。ホストマシンにRemote Desktopで接続してゲストマシンを管理することも可能となりました。ゲストOSのサポートはWindows XP/2000, Netware 6.0と最近のLinuxバージョンに拡張されました。

VMware Workstation 4.0
ホスト毎のPAE、USB2.0、DirectDraw(これ、何か正直わからないです。)及びスナップショットをサポート。スナップショットはいつでも、ゲストがパワーオンでもオフでもサスペンド状態でもつくることができ、いつでもスナップショットにリバーとすることができます。Version 4.0はドラッグアンドドロップやホストマシンとの共有フォルダでファイル転送することができるようになりました。

VMware Workstation 5.0
スナップショットの機能拡張により、動作中のVMのスナップショットを無限数の時間毎のポイントでディスクに保存することができるようになりました。(スナップショットの個数って本当に制限なかったっけ?っていう突っ込みあります。)フルクローンとリンククローンをサポートしました。

VMware Workstation 6.0
マルチモニタのサポートと仮想マシンをバックグラウンドで動作させる機能によってデスクトップとサーバーの性能を向上させました。このリリースでは物理マシンから仮想マシンに変換するVMware Converter のConverter Import wizardが含まれました。Virtual Machine Communication Interface (VMCI) でゲストマシンとホストマシンと通信することができるようになりました。

VMware Workstation 7.0
Windows AeroやOpenGL1.4、Shader Model 3.0を表示することができる、新しいWindowsディスプレイドライバモデル(WDDM)をサポートしました。vSphere 4.0 及びESXでのサポートと同じくNestedでのESXホストの稼働をサポートしています。4vCPU 32GBのRAMを最大構成とする仮想マシンまでサポートしました。

VMware Workstation 8.0
64ビットCPUが動作要件となった最初のリリースです。ゲストの仮想マシンで仮想Intel VT-X/EPTもしくはAMD-V/RVIを有効にすることで64-bitのvSphere を含むゲストマシンをWorkstation上で稼働させることができるようになりました。USB3.0やバックグラウンドで自動的にゲストマシンを稼働させる機能もサポートしています。新しいリモート接続の機能によって他のマシンで稼働中のWorkstationやESX4と接続することができるようになりました。

VMware Workstation 9.0
Webブラウザー経由で仮想マシンコンソールが使えるWSXの機能サポート。 64ビットOSやネステッドESXをより少ないシステムリソースで稼働させる機能をサポートしました。Hyper-VのExperimental Support(試験的なサポート)が追加されました。
WSXを有効にする方法についてはこちらのKB(http://kb.vmware.com/kb/2097842)に詳細があります。

VMware Workstation 10.0
仮想アクセラレータ、 ジャイロスコープ、コンパス、光センサーモジュールなどタブレットのセンサー対応。16vCPU 8TBのディスクをもつ仮想マシンのサポート。SSDパススルー機能によりゲストOSの仮想ディスクファイルをSSDに保存でき、物理マシンでSSDを直接使用しているときと同様に最適化された状態で使用することができるようになりました。

VMware Workstation 11.0
ラップトップやx86 タブレットで使用されている QHD+ (3200×1800)の高解像度サポート。vCloud Air に直接ゲストマシンをクラウドに持って行く機能をサポート。EFIで仮想マシンの起動をサポート

VMware Workstation 12.0
Windows 10のサポートに加えてDirectX 10 とOpenGL 3.3のグラフィックサポート。IPv6 NAT ネットワークと4Kモニタのサポート。

一見するとリリースノートを並べただけかもしれない内容ですが、この製品が私にとっても”はじめてのかそうか”だったりしますし、この技術があったからこそいろいろなことを修得することができ、いろいろな人と知り合って切磋琢磨することができました。そう考えるとかなり感慨深い内容だと思います。抄訳していて途中で何この機能?とか歴史を感じることができてとても楽しかったです。余談ですが、仮想HWバージョンはWorkstationの各バージョンとイコールのようですよ。途中から表記が仮想HWバージョンxx と書かなくなってしまい少し残念です…(´・ω・`)
明日はVMwareの髙田さんのNSXに関するブログエントリとなります。お楽しみに!
http://www.adventar.org/calendars/980

Special Thanks
出典:http://www.virten.net/2015/12/vmware-workstation-from-1999-to-2015/ Written by Florian

リンククローン環境のメンテナンスで注意する点について

vSphere 5.5あたりからPowerCLIで自由に作れるようになったリンククローン。でも一番のユースケースはLab Manager やvCloud Director、Horizon View等の環境ではないかと思います。
そんなView環境下でリンククローンを構築している場合のメンテナンスには注意が必要なので備忘録がてら記載しておきます。

Replacing an ESX host in a cluster that has View Composer linked-clone pool installed
http://kb.vmware.com/kb/1015292

こちらによると、vCenter Server からメンテナンスしたい対象ホストをメンテナンスモードにします。
その時に稼働中のVMやサスペンド、パワーオフのVMも移行させるオプションを設定します。
ReplicaVMは保護されているためメンテナンスモードではvMotion や移行してくれないのです。

それでもメンテナンスをしたい場合は下記KBに従って保護を外す必要があります。

Manually deleting replica virtual machines in VMware Horizon View 5.x
http://kb.vmware.com/kb/1008704
注意するのは、View Composerのバージョンによって保護の解除/再保護方法が異なる点です。

いずれにせよ、メンテナンス前にはせめて手順確認とテストしましょう。

参考KB
Replacing an ESX host in a cluster that has View Composer linked-clone pool installed
http://kb.vmware.com/kb/1015292

Manually deleting replica virtual machines in VMware Horizon View 5.x
http://kb.vmware.com/kb/1008704

Re-protecting a View replica virtual machine
http://kb.vmware.com/kb/2015006

Workstation 10 でノラESXi (5.5)の管理を行う

メインマシンがWindowsではなかったので、Workstation 10 の機能についてかなりご無沙汰気味だったのですがコミュニティで盛り上がっていたのでちょっと試しに使ってみることにしました。

Workstation 10 でノラESXi (5.5)の管理を行うメリットは”仮想ハードウェア10(最新)を作成できる”のひと言に尽きます。vCenter Server のある環境であればvSphere Web Clientを使用して作成すれば良いのですが、ノラESXi (vSphere Hypervisor)にはvCenter Serverはもちろん、vSphere Web Clientを使用することもできません。

ちなみに、仮想ハードウェア10の特徴は主に下記となります。

  • Solaris 11 で LSI SAS をサポート
  • Advanced Host Controller Interface (AHCI) のサポート
  • SATA コントローラが仮想ディスクと CD-ROM の両方をサポート
  • vGPU のサポートの拡張(NVIDIA, AMD, Intel)
  • GP-GPU のサポート

ノラESXiで最新の仮想ハードウェア10を、使いたい場合の要件はあまり無いと思いますが使いたいひとは世の中にはきっといると思いますのでやり方を簡単にまとめてみます。

 

1.Workstation をインストールしたマシンを準備します。

Workstation はWindows OS にのみ対応していますので、ゲストマシンでも何でも良いです。

2.ホーム画面の”リモート サーバに接続”をクリックします。

Screen Shot 2013-12-24 at 4.30.04 PM

ダイアログが表示されるので、サーバ名、ユーザー名、パスワードを入力して”接続”をクリックします。

Screen Shot 2013-12-24 at 4.30.47 PM

接続すると下記のような画面になります。

Screen Shot 2013-12-24 at 4.28.50 PM

 

Workstation から管理するのとvCenter Server を立てるのとはライセンス面で大きく異なりますし、vSphereのとっておき機能がほとんど使えないので個人的にはあまりおすすめできません。

少数ホストということであれば、VMware Store(Web)でEssentialsが購入できますのでそちらをご利用するほうが良いかと思います。

View 環境で動作するUSBデバイスの一覧

先日教えてもらったので。

コミュニティにView環境で操作するUSBデバイスの一覧がありました。

https://communities.vmware.com/viewusb.jspa?view=documents

USBデバイスは無数にあるので、よくお客さんに「検証したリストほしい」とか無茶言われます。

本当に気になるならそのデバイスで検証させてもらえれば一発なんですけど、それすらもしない人に限ってよくこういう無茶を軽くいわれる気がします…

メーカーオフィシャルじゃ無くコミュニティに有志がポストしているので検証したデバイスとか追加していくと、更に充実しそうですね。

 

ひとりでもAdvent Calendarはじめますよ

すみません。
夏休み準備とかいろいろあって、企画書書かないまま12月に突入してしまいました。
IT業界でおなじみの、Advent Calendarを私の好きなあの製品についてやりたいと考えていたのですが、企画倒れなになりそうなので、ひとりでもとりあえずAdvent Calendarはじめます。

Advent Calendarとは

元々は、12月1日から24日までの間、日めくりでカレンダーのボックスを開くとチョコレート等のお菓子や単に折り線つけながら待ち遠しいクリスマスを楽しみにまつというもの。その派生で、12月1日からIT技術者がテーマを決めてブログ等を1日1エントリずつ公開していくもの。

今日のテーマは書籍紹介。(無難なところではじめてすみません)

vSphere 5.1対応の書籍は日本語で書かれた物は私が知る限り2冊。

ひとつはオフィシャルの“VMware徹底入門 第3版 VMware vSphere 5.1対応” (ヴイエムウェア株式会社) こちらは、徹底入門シリーズの3作目。

全面刷新を経て5.1対応の書籍となっています。すべて、日本法人の社員さんが手分けして書いたというもの。

入門書としては、内容も濃く、画面キャプチャもあるので読んでいてわかりやすいかなと思いました。

もひとつは、vExpertの方2人を含む4名の方の共著の“VMware vSphere 構築・運用レシピ” (工藤 真臣, 田中 隆行, 中本 滋之, 樋口 美奈子)

こちらは別名「オリーブオイル本」。前述が入門書なら、こちらは実践マニュアル的な位置づけ。

いろいろなレシピ満載で、読んでいて楽しかったです。コンセプトも「忙しいSEのために厳選!」ですからね。

夏休み中のあたしにぴったりな内容です(キリ

どちらも、分厚いので持ち歩きに筋力がつくこと、間違いなし。
オフィスの棚に調味料代わりに1セットおいておくと、何かユニークなシステムが構築できることうけあいです。